2010年07月13日

SWEET LOVE SHOWER 2010 SPRING

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少し前のことになるが、ライブに行ってきた。
『sweet love shower 2010 spring』という、いわゆる野外フェスである。
ライブハウスにはわりと熱心に足を運ぶけれど、野外は初めてである。
野外フェスというと、フジロックとかサマーソニックとか、とにかく真夏の炎天下に開催されるイメージだが、気力も体力も心もとないので、とりあえず気候のよい春フェスに参加してみることにした(←弱気)。

『sweet love shower 2010 spring』は大阪野外音楽堂で毎年行われている野外音楽イベントである。
98年にはワタクシが愛して止まないピロウズも出演している。
毎年、伸びしろの大きい若者たちが7組も出演し、14:00〜19:30頃までがっつり歌ってくれるので、値段が安いわりにオトク感がある。
前の座席エリアはいささか日光が強く、逃げ場もないので消耗するが、後方の芝生エリアでレジャーシートを轢き、ビールでも飲んでいれば、日陰も多いのでけっこうのんびり過ごすことができる。
ちなみに私たちはもちろん後方の芝生エリアである。

実は今回、andymoriの生演奏が聞きたくてチケットを取ったのだが、事前にラジオでandymoriのライブの様子について

「たどたどしいMCながらも会場は盛り上がったようですヨ!」

とか

「時間が余って、最初に演奏した曲を最後にもう一度演奏してくれたそうです。オトクですネ!」

とかいったキナクサイ話を聞いていたので少し心配していた。
確かに彼らの出で立ちから、器用にトークができそうにはみえない(←失礼)。

さて実際始まってみると、その心配はある意味予想以上の形で返ってきた。
「暑い」
「疲れている」
「おおきに」
後方の芝生席とはいえ、私の耳に歌声以外ではっきり聞こえた言葉はこの3つだけであった。
あと1回、モゴモゴと何かを言っている様子はあったけれど、結局よく聞き取れなかった。
おそらく直後に聞いたことのない曲を演奏したから「次は新曲です」というようなことが言いたかったのだろうと思われるがどうだったのだろう。

ちなみに夫がいうには「おおきに」は大阪の客へのサービスらしい。
鷹揚(というか雑)な性格のワタクシには残念ながら、彼らの繊細な気遣いは全く伝わってこなかった。
それにしてもこんな調子でミュージシャン(←ある意味客商売)がやっていけるのか。なんだか心配になってくる。
おかげでandymoriの後に出てきたバンドの盛り上げ上手っぷり(←バンドというのはたいていの場合、それなりに盛り上げ上手である)を見るたびにいちいち、

「だれかandymoriに(MCとして)入ってくれないだろうか」

と思わずにはいられなかった。気分はもうお母さんである。

それでも彼らの音楽は素晴らしかった。
ほぼ無言で繰り広げられるギターとベースとドラムと歌声は会場をひといきに飲み込んでしまう。やはり来てよかった。

あきれるほどに才能に溢れた彼らは、あきれるほど不器用なのである。
そんな彼らが、とても、とてもいとおしいのであった。
posted by 飼い主M at 17:11| Comment(7) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月18日

美女と竹林

美女と竹林

『美女と竹林』を読んでいる。

面白くも濃ゆい、森見登美彦氏のエッセイである。
読んでいると時折、
「くそぅ、オモチロイ」
「むむぅ、オモチロイ」
と唸らされる。
なぜか冒頭に「くそぅ」だの「むむぅ」だのと悔しさが滲んでしまう。素直に笑えない。
おそらく、書いているのが森見登美彦氏だからであろう。
不器用で屁理屈ばかりこねているくせに、時折見せる綺羅星のような笑いのセンス、それになんとなく張り合ってしまう私の歪んだ愛情がそこにはあるのだ。

『美女と竹林』はタイトル通り、美女と竹林がテーマであるが、比率としては美女:竹林:その他、竹的なモノ=1:3:6というところである。
いっそタイトルを変えた方がよいのではないかと思うが、登美彦氏がすべての章で竹あるいは美女になんとか言及しているので、これはこれでいいとも思う。
ちなみにエッセイという肩書きも怪しい。半分以上はフィクションと思われるからである。

この本は基本的に登美彦氏が「そうだ、竹を刈ろう」と思い立ったところから始まるが、ノリの軽さと根拠の弱さは「そうだ、京都へ行こう」という某鉄道会社のキャッチフレーズに近い、と思う。
そんなわけなので、もう本も終盤に差し掛かっているにも関わらず、登美彦氏の竹林はいまだ荒れたままである。

果たして登美彦氏は無事竹林を刈りきることができるのか!?

……まあできないだろうなと思いながら、新たに仕込まれている(笑いの)仕掛けに心を備え、ページをめくる――。
posted by 飼い主M at 21:55| Comment(12) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月16日

今年もやっぱり今更ですが

こちらも手遅れ

あけましておめでとうございます。

本家もかなり出遅れた感がありましたが、こちらはさらに出遅れて、もうグズグズです(涙)。

旧年、このグズでノロマな亀ブログを根気強く読んでくださったかたがた、ほんとうにありがとうございました。
ヤル気だけは割とあるのですが、人生とはなかなかうまくはいかないものですね(←エラそう)。

優しくて気が長くて奇特なかたは、よろしければ今年もお付き合いください。
それでは今年も皆様に、よいことがたくさんたくさんありますように!
posted by 飼い主M at 20:02| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月05日

セリヌンティウスの舟

セリヌンティウスの舟

『セリヌンティウスの舟』を読む。

石持浅海の作品はこれまでにも『アイルランドの薔薇』『月の扉』『BG、あるいは死せるカイニス』などいくつか読んでいる。
どれも結構面白かったので、今では安心して読める作家の一人である。
しかし今回の『セリヌンティウスの舟』については、正直微妙といわざるを得なかった。

年齢、性別、社会的地位、すべてがバラバラの6人がたまたま一緒に参加したダイビングツアー中に遭難する。
しかしこの命がけの危機を協力して乗り切ったことで、その後の彼らの間には深いつながりが生まれる。
その後も機会があれば一緒にダイビングを楽しんでいた6人だったが、ある日、仲間の一人が突然青酸カリを飲んで死んでしまう。
果たして彼女の死は何を意味するのか。彼女はなぜ死んだのか――。

遭難事故から生まれた互いへの絶対的な信頼がこの物語のすべてを支えているといっても過言ではないのだが、残念ながら私は海で遭難したことはないし、もちろんそれを誰かと乗り切った経験もない。
死と隣り合わせになったときに、ともに生き延びた人々の間にどのような心情が生まれるのか、またそれがどれほど揺るぎないものなのか、見当がつかないのである。
なので物語の始まりも、展開も、結末も、すべてが「わかるんだけど、わからないなあ」という、なんともモヤッとした印象のまま終わってしまった。
ただ、その絶対的な前提条件をきちんと飲み込んでしまえば、緻密な理論展開に引き込まれて最後まで一気に読むことができたのかもしれない。

石持浅海氏の、常に独創的なテーマへ挑戦する、という姿勢はとても素敵だと思うのだけれど。
posted by 飼い主M at 23:53| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月04日

純喫茶磯辺

おい”に”いコーヒーはいかが?

ずいぶんと昔のことになるが、『純喫茶磯辺』を見に行ってきた。

冴えないメタボ中年親父(宮迫博之)と女子高生の娘(仲里依紗)が、突然転がり込んできた遺産で喫茶店をはじめる。
そこに親父のストライクな女性(麻生久美子)がアルバイトにやってくる。
やってくる常連もなんだか一癖ありそうな人なかりだ。

いまどき「純喫茶」。いまどき「メイドのような制服」。
椅子は豹柄、カウンターはゼブラ柄、キャラメルマキアート的な小洒落たメニューはもちろんない。
それでも妙にほんわかして落ち着く感じで、最後まで笑ったりしんみりしたりしながら楽しめた。

見ている最中も、見終わった後も、なんだか優しい気持ちになれる映画である。
たぶんこの映画が、登場人物すべてを肯定しているからだろう。
どうしようもない人たちのどうしようもない日々かもしれないけれど、それでも彼らには常に、愛情に満ちた優しい視線が注がれている。

そういえば喫茶店とは、やってくる人すべてを肯定的に受け入れる、そういう場所だ。この映画のなかの世界は、大きな喫茶店といえるかもしれない。
posted by 飼い主M at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月18日

犯人に告ぐ

犯人に告ぐ

「犯人に告ぐ。今夜は震えて眠れ」

先日テレビで『犯人に告ぐ』という映画が放送された。
そのなかでこの台詞をいう豊川悦司があまりにもカッコよかったので、原作本『犯人に告ぐ』を読んでみることにする。
というかテレビをあまり真剣に見ていなかったので、大筋がよくわからないのだ。
夫も同じことを思ったらしく(←豊川悦司にシビれたかは不明)、今日になって古本屋で上下巻を買ってきてくれる。
雫井脩介という不思議な名前の作家のことを、私は何も知らないけれど、これが新しい素敵な出会いであることを祈る。
posted by 飼い主M at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月17日

KALLT

洞窟内必須アイテム

先日IKEAで購入したのは布だけではない。
レジ直前でこのランプを発見し、なんとなくそのままカゴに入れてしまった。
実は以前からずっとバルコニーで使えるランプを探していたのである。

家に帰ってから火を灯したキャンドルを入れ、部屋中の電気を消してウロウロと動きまわる。とても楽しい。気分はすっかり『天空の城ラピュタ』のボムじいさんである。
このランプを持って洞窟へ行きたい。そして迷い込んできた少年少女と美味しいお弁当が食べたい(←違)。
posted by 飼い主M at 22:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月16日

GUNVOR

マリメッコ風(?)

友人とIKEAポートアイランドに行ってきた。
調子にのって、自分で車を運転して行ったものだから、同乗した友人(と息子)に、ずいぶんホラーな思いをさせてしまう。
やはり私には3車線以上の道は運転できない。
思わぬジョンバール分岐点が次々と現れて、正しい方を選択できない。帰りなど、アイランドからなかなか脱出できず、とても困った。
まあでもなんとか友人(と息子)を無傷で家まで送り届けることができ、自分も(車も)無事に家まで辿り着く。よかった。

帰ってから早速、買ってきた布でテーブルクロスを作ってみる。
といっても縁を布ボンドでくっつけただけだ。別件で買ってきていた布ボンドをどうしても使ってみたかったのだ。縫い目が見えないこういう出来上がりも悪くない。
その布をテーブルに掛け、ウキウキと写真を撮ったところでふと気づく。

洗濯したらボンドってどうなるのかしら……?

この問題はいまだ解決していない(←洗え)。
posted by 飼い主M at 14:41| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月06日

携帯

ウワサの(?)amadanaケータイ

携帯電話を買い換えた。少し前のことだ。
新しい機能にさほど興味はないけれど(というかよく知らないけれど)、メールを500字しか受け取れないのがとにかく面倒で仕方がなかったのだ。
なので、メールさえ受け取れれば何でも良かったのだが、それでも目の前にたくさんの最新機種が並ぶといろいろ考えてしまう。

結局、薄くて値段がそこそこということで、amadanaの携帯に決める。他の人があまり持っていないだろうという理由で水色にしてみる。
機種を選んでからもいろいろと手続きが多くて、すべてを終えて手元に新しい携帯がやってくるのに2時間ほどかかった。

前の携帯がパカッと開かないタイプだったので、ムダにパカパカして(←嬉しい)いろいろイジるので、電池がすぐになくなってしまうのが、最近の悩みである。
posted by 飼い主M at 22:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月16日

風の日

ベスト盤

ELLEGARDENが歌う。

 泣いたことのない君は
 とても弱い人だから
 誰かに見られて
 優しくされると
 崩れそうになる でも
 
 雨の日には濡れて 晴れた日には乾いて
 寒い日には震えてるのは当たり前だろ
 次の日には忘れて 風の日には飛ぼうとしてみる
 そんなもんさ
 

掃除の手を休めて聴き入ってしまう。
そんなもんかな。
次の日には忘れて、風が吹いたら飛べるかな。
思わず誰かに問いかけたくなる。
posted by 飼い主M at 00:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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