■■タンノイのエジンバラ(Amazonへ)■■
いつもより早めに家を出る。
たまにはどこかでのんびり本を読みながらモーニングを食べるのも悪くない。
そんなわけで、会社の近くにあるコーヒーショップで、デニッシュサンドとコーヒーを飲みながら、長嶋有『タンノイのエジンバラ』を読む。
本屋で背表紙を見たときから、タンノイ王国のエジンバラ市の話だと勝手に決めつけていたが、実はタンノイというメーカーのエジンバラというスピーカーの話だった。
『タンノイのエジンバラ』は4編からなる短編集で、今はもう最後の「三十歳」を読んでいる。
長嶋有氏は写真を見るといたずらっぽい目をしたひげもじゃの男性なのだが、驚くほど繊細な文章を書く。
『タンノイのエジンバラ』に収められている「三十歳」も「夜のあぐら」も女性視点の物語なのだが、いずれも女性作家が書いたといっても誰も疑わないだろう。さすが川上弘美さんの友達だ、とヘンに納得する。

