
■■月魚■■
三浦しをん『月魚』を読んでいる。
以前2ページほどの掌編を読んだことがあるだけで、長い小説を読むのはこれが初めてだ。
図書館でなんとなく目に留まり、なんとなく借りてきてしまった。
三浦しをんが彼か彼女かもわからないし、今読んでいる作品がこの作家にとってどういう位置づけのものかもわからない。
けれど今こうしてこの作品を読んでいるのはきっと何かの縁なのだろう。
私と本(作家)の出会いはこうした偶然が結構多い。
いちいち前評判を調べたりするのが面倒というのもあるが、むしろこういった偶然の出会いを好きなのだ。
残念ながらその作品が面白くなかった場合、その作家をそれ以上読む気がしなくなる。
しかし、たまたまその作品が作家の得意分野ではなかった、という可能性は残る。
恋愛モノを書かせたらピカイチなのに、あえてアクションにチャレンジしてみた(そして返り討ちにあった)作品かもしれない。
そう考えると偶然に頼るというのも勿体ないところはある。
けれど、それでもいいんじゃないか、とも思う。
私とその作家との間にそれだけの縁しかなかったのだ。
それに私には、出会うべき作家にきちんと出会うことができるという根拠のない自信がある。
三浦しをんはまだ1/5しか読んでいないのでなんともいえないが、なんとなく心をざわざわさせてくれる作家のようだ。






