
■■かもめ食堂(小説)■■

■■間宮兄弟(映画)■■

■■博士の愛した数式(映画)■■

■■県庁の星(小説)■■

■■県庁の星(映画)■■
映画というのはどうがんばっても2時間前後でまとめなくてはならない。
なので、たいていの場合、原作の内容は端折られている。
『間宮兄弟』にしても『博士の愛した数式』にしても、いろいろなところでいろいろなことが省略されているので、小説を先に読んでおいた方が、登場人物の背景がよくわかって見ごたえが出るとおもう。
ちなみに『博士の愛した数式』では、映画の序盤で友愛数の話が出ただけで、その後の展開を思い涙が出てきてしまった。
『県庁の星』は、まだ小説しか読んでいないが(←レンタルDVDが家にある)、原作ではスーパーのヌシである40代のオバサマを柴咲コウが演じているあたり、このオバサマの20歳の息子との葛藤が根こそぎカットされているとおもわれる。
二人の間でどうしようもなく絡まっていた糸が徐々にほぐれていく様子がとても好きだったので、少し残念だ。
ところで『かもめ食堂』だけは別である。
この映画を見るにあたって、登場人物に細かな設定は必要ない。
むしろそういった背景をあえて語らないことで、彼女たちの魅力はさらに輝いている、気がする。
とはいえ、そんな彼女たちをもっと知りたい気持ちもあり、結局小説もしっかり読んでしまった。
たしかに小説では、彼女たちの知られざる一面を垣間見ることができる。それなりに興味深いものはある。
しかし、映画を見る前に読んでいたら、映画の印象はずいぶん違ったものになっていたと思う。
個人的には何も知らずに見ることができて幸運だったと思っている。何でも詳細を明らかにすれば良いというわけでもないらしい。むずかしいハナシである。

