2007年11月29日

理想

好物たち

読む本はすべて購入したい性質である。
なので、吹き抜けの3階建、壁が一面本棚で、ところどころに読書のための日当たりの良い小部屋がある家が理想である。
実は以前『渡辺篤志の建物探訪』で、そういう家が紹介されていたことがあり、そのときはほんとうに鼻血が出そうなほどにコーフンした。

しかし今はマンションの1室に大きめの本棚、まあこれが現実というやつである。その本棚も引っ越して3年が経とうとする今ではほぼ満杯になってしまった。
本棚の整理もおいおいしていくつもりだが、そんなわけで近頃はもっぱら図書館を利用している。

ところで図書館の本を持ち歩くとなるとブックカバーが必要である。
できればハードカバーサイズ、ノベルスサイズ、文庫サイズと3種類は揃えておきたいところだ。
ちなみに私にとって、良いブックカバーの条件は

・表の布(あるいは皮)が素敵である
・本の厚さによって幅の調整ができる
・しおりがついている
 (ない場合はしおりをいれるためのポケットがついている)
・ユルユルしない

というところか。

しかしながら、ブックカバー界(←角界みたいなものだと思ってください)はかなり発展途上であると思う。
文庫サイズに限っていえば、近頃ではそれなりに種類も増えて充実してきたが、ハードカバーサイズになると選択の余地はなく、ノベルスサイズに至っては売られているのをほとんど見たことがない。
それでも今まで、機会があるたびにゴソゴソと買い揃えてきたのだが、近頃のマイミシンブームに乗って、自分でブックカバーを作ることにした。

まずは練習のつもりで文庫サイズを作ってみる。
文庫サイズはいくつも持っていて、そのなかのひとつを参考にして作ってみたが、いくつか解けない謎が残った。それでもまあそれっぽいものができたので、あまり気にしないことにする。

現在、文庫サイズ一番のおきにいりはダカフェ・ブックカバーだが、いかんせんダカフェカバーは幅の調整ができないうえ、しおりもなく、ポケットもない。ということで、これからは今回作ったカバーを一番手として使っていこうと思う。
その後、調子に乗ってノベルスサイズも作ってみる。実はこのサイズのカバーが一番欲しかった。
ノベルスサイズの本はあまり読まないのだけれど、これからはもう少し積極的に読んでみようかと思えてくる。

でも本当は、壁が一面本棚の家と、読む本をすべて購入する財力が理想で(←まだ言う)。
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2007年11月19日

Finland×Fabric2

Finland×Fabric2

『Finland×Fabric』という本がある。
その名の通り、フィンランドの布に関する本である。
近頃の北欧ブームに乗ってかどうかはわからないが、同シリーズで2冊出版されている。
1冊目はフィンランドのテキスタイル事情について、美しい写真を交えて書かれている。
本屋でパラパラめくって「へぇ」とは思ったが、愛読している『北欧スタイル』とかぶっている気がして購入はしなかった。

そして2冊目。
こちらは北欧の素敵ファブリックを使った手作り品の紹介がされている。こちらは今後の作品作りのためにも(←偉そう)、ぜひ手元においておきたかった。
しかし本屋ではなかなか見つからない。
その2冊目『Finland×Fabric2』を、近頃ワタクシお気に入りの雑貨屋で発見する。
そういえば『北欧スタイル』も、アマゾンでは品切れしていた号が別のお気に入り雑貨屋には全号揃っていた。
このテの本は、実はそういうところのほうが見つけやすいのかもしれない。

パラパラとめくってみると、巻末には掲載されているうちいくつかの作品の作り方も書いてあった。
marimekkoの布は高くてとても買えないけれど、marimekkoのような大ぶりなデザインは好きなので、今後の作品作り(←まだ言う)のためと購入することにした。

現在がっつり読み込んで、イメージトレーニングに励んでいる(←不毛)。
posted by 飼い主M at 23:14| Comment(3) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月13日

デビュー

モッサリコースター

「一人っ子に見えないね」

小さい頃からよくそう言われてきた。
まあ外面がよかったわけだ。イヤな子供である。
実際のところは私も世間のいうところの一人っ子の典型であり、わがままでこらえ性がない。

そんなわけで(?)ミシンを購入した。
先日の挫折からまだ24時間も経過していなかったが、古ミシンの部品は探せば(あるいは注文すれば)あるのかもしれないが、とりあえず今走り出さないと、もう二度と走れないような気がしたのだ。

しかもギアに段階というものがないワタクシ、ミシンを持ち帰った瞬間、一気にトップにギアが入り、

「妻……妻は何でもすぐに結果を求めすぎるで。
 練習とか、してみないと……」
 
という夫の優しい忠告を無視して本番用の布をザクザク切り、ゴリゴリとコースターを縫い上げる。
なんだかモッサリしたコースターが出来上がったが、もうすでに身贔屓で盲目になっていて、それはもう素晴らしい作品に見えてしまう。

調子に乗って2枚目を作成しようと布を切ったところで燃料が切れた(←勝手)。

【後日談】
ミシンは通販で購入したもので(母談)、部品は見つからなかった。しかしなんとしても部品を探してワタシが使うと母がいうので、実家へ帰っていった。
posted by 飼い主M at 21:40| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月10日

太陽の塔

太陽の塔

『太陽の塔』を読む。

『夜は短し歩けよ乙女』の森見登美彦氏のデビュー作である。
『夜は短し』が思いのほか面白かったので、引き続き手に取ってみた。

主人公は休学中の大学五回生。
貧乏で男汁に溢れた学生生活を送っていたが、あるとき奇跡的に彼女ができる。
しかしその奇跡も長く続かず、主人公は振られてしまう。
難しい、というかややこしい性格の主人公は、その事実をなかなか受け入れることができず、
再び戻ってきた男汁生活のなか、日々妄想とストーカー行為に明け暮れている。
と書くと、なんだかヤバイ話のような気がするが、実際ほんとうにヤバイと感じるときもある(←オイ)。
デビュー作ということもあってか、『夜は短し』よりもずいぶんとトンガっている、というか濃ゆいのである。
『夜は短し』の場合、女性を中心に据えることで、森見氏特有の濃ゆさがうまく中和されていたのかもしれない。
正直女性にはちょっと読みづらいかとも思うが、それでもがんばって読み進めていけば、最終的にはしんみりと切ない気持ちにさせられる。

失恋は辛い。自分ではどうにもできない。その事実の前では、皆とても無力だ。
けれどいつかは失恋を受け入れ、再び前を向かなくてはならない。
それには時間も気力も体力もたくさんたくさん必要である。

この主人公もたくさんの時間とたくさんの気力とたくさんの体力を使って、不器用にバタバタしながら、ゆるやかに失恋していく。
どんなに考えても、どんなに走り回っても、彼女はもう戻らない。
それを彼はゆっくりと、ほんとうに受け入れていく。その過程は読んでいて切なくなる。

きっとみんなそれぞれのやり方で四苦八苦しながら、次の恋へ向かうのだ。この主人公と同じように。

余談だが、森見登美彦氏のブログはとても面白い。
なかでも森見氏がウルトラに憧れている本上まなみさんに初めて出会ったときの話はいまだお気に入りで何度も読み返し、そのたびに笑わせてもらっている(←すべらない話?)。
posted by 飼い主M at 12:55| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月05日

コレは名前がわかりません

さて前回の続きである。
数日後、とうとうミシンを稼動させる。

実は数年前、結婚時に母親からミシンをもらっていたのである。
もらった時、

「きっと絶対つかわねー」

と思ったが、ほんとうに一度も使わなかった。
なにせ家庭科は「2」(←赤点一歩手前)をとったこともあるのだ。
私のような荒々しい性格は、こういう繊細な作業に向いていないらしい。

そんな家庭科の授業でしか使ったことがないくせに、脳内イメージではもうnew eperanto labelの素敵ワンピースが縫いあがっていた。
ムダに前向きなのであった。

さて、ミシンを実際に動かしてみると、なんだかおかしい。
針がささるたびに布が浮き上がって、まったくうまく縫えない。
たしかに腕は最悪の部類に入るかもしれないが、それでも布が浮き上がるのはいくらなんでも私のせいではない。

必死で大昔の家庭科の授業の記憶をたどる。
と、どうも針のあたりにあるべきものがない、ような、気がしてきた。あちこちのホームページを検索してみたところ、どうやらミシンの要、布を押さえる「押さえ」という名の部品が欠落しているようであった。

実家に忘れてきたのかもしれないし、引越しのゴタゴタで失くしてしまったのかもしれない。
しかしここ数年、まったくミシンに注意を払っていなかったのである。ミシンがいつどこでどうなっていたかなど、まったくわからないのであった。

というわけでいきなり出鼻をくじかれたn.e.l.大作戦、これからどうなることやら。
posted by 飼い主M at 21:57| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月02日

n.e.l.大作戦

カゲツ

new eperanto labelというブランドの布がとても好きだ。
似たような柄の布はあるが、なんというか根本的なところで何かが違う。うまくいえないが、見るたびに心を揺さぶられるのである。

そんなわけで今も、

・リード(犬)
・首輪(犬)
・お散歩バッグ(犬)
・トイレカーテン(人)
・洗面所カーテン(人)
・ランチョンマット(人)

と家中に散らばっている。

もう随分前のことになるが、そのnew eperanto labelの布が売られている店を、たまたま駅前で発見してしまった。
当時、私はちょうどお散歩バッグが欲しいと思っていた。今までたった一人のエース(←コレもnew eperanto label)として頑張ってきた彼(彼女?)は、もうグズグズのクタクタであった。
それで2度目にこの店を訪れたとき、つい布を購入してしまったのである。これでようやくエースを休ませる(洗濯する)ことができる。
まあ、ワタクシがバッグを作れれば、の話だが。
posted by 飼い主M at 00:22| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする