2008年01月26日

ワーキング・ホリデー

上部のヘンな毛は気にしないでください

『ワーキング・ホリデー』を読む。

ハニービー・エクスプレス、通称「ハチさん便」という宅配会社に勤める元ヤンで元ホストの主人公沖田大和と、息子を名乗って大和の前に突然現れた小学生、進のひと夏の物語である。

坂木司氏の小説は、『青空の卵』を皮切りに何冊も読んできたが、今回の『ワーキング・ホリデー』を読んで「あぁ、うまくなったな」と思った。
文章も展開も、滑らかでテンポが良い。ほんとうにするりと読める。
随分と偉そうな感想だが、本を閉じて最初に思ったのがソレなのでどうしようもない。

やはり文章というのは、書けば書くほどうまくなるのだろう。
あとは他人に読まれること、であろうか。
ある作家が何かのテレビ番組で、文章がうまくなりたければとにかく書いて書いて書きまくり、それを誰かに読んでもらうことだといっていたが、それは案外真実なのかもしれない。

かくいう私も高校時代、担任の先生に

「キミは最初に書いたことと最後に書いてあることが違うね」

といわれるほどひどい作文を書いていた。
しかしブログはもうすぐ2年、日記も足掛け8年、結構な時間を文章に費やしてきている。
……それなりの成果が上がっているとよいのだが。
posted by 飼い主M at 13:19| Comment(3) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月19日

キサラギ

スペシャル・エディションもアリ

『キサラギ』
近年稀にみる私的スマッシュヒット映画である。

自殺した売れないアイドル・如月ミキの1周忌に集まった5人の男。
彼らはファンサイトで知り合い、如月ミキ追悼のために集まってきた。
ところが、
「如月ミキは自殺じゃない。殺されたんだ」
と言い出す人物が。
如月ミキの思い出話で盛り上がる筈だった追悼会は、この一言から意外な方向へ転がっていき、やがてひとつの結末を迎える――。

とまあこういう話である。
密室のなか、5人の男の会話だけで、話が進行していく。
それでも最後まで全く飽きさせない。むしろ「まだ(タネが)あんの!?」という感じでお腹いっぱいになる。
5人の会話のテンポが良いのはもちろんだが、驚くべきはストーリーの緻密さだ。
無駄な布石は一切なく、後半は一気にパズルのピースが組み上がっていく。その様はまさに圧巻である。
しかし完璧に組み立てられた展開にも、ほんの少しだけ余白がある。それがまた、見終わったあとの余韻につながるのだ。

楽しくて、緻密で、温かくて、ちょっとだけ切ない。

雰囲気はまったく違うが、物語にたいする緻密さでは、J・アーヴィングの『オウエンのために祈りを』と通ずるものがある、と思う。
どうも私はこういう話がとても好きらしい。

『キサラギ』は、もともと舞台のためのシナリオだったようだ。
確かに映画を見ていて、何度も舞台を見ているようだと感じた。
『キサラギ』の舞台は残念ながら配役が誰で、いつどこで上演されていたかもわからないのだが、もし再演があるなら、ぜひ見に行きたいものである。
posted by 飼い主M at 21:06| Comment(2) | TrackBack(1) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月13日

チェンコフ

近くで見てはいけません

new esperanto labelの布の中でも「チェンコフ」という柄がとくに好きである。
キレのある水色も、とぼけたオジサマのイラストも、私の心をわし掴んで離さない。

しかし一定の間隔をあけてオジサマが出現するこの柄は、うまく使うのが難しい。どこをどう切って何に使えばよいのかよくわからない。
この布を購入したとき、店の人にさえ
「何に使うんです?」
と聞かれ、ムダに不安にさせられる。

結局いろいろ検討(というほどでもないが)した結果、クッションカバーを作ることにした。もう昨年のことである。
コレがほんとうにひどい出来なのだが、もはや引き返せる状況にもなく、まあ近くでしげしげ見ることもなかろうと、結局そのまま年を越した(←雑なA型)。

懲りずに今年もブックカバー(大)でも作ろうかと目論んでいるが、つい先ほど、別件でドライバーを出そうと開けた工具箱から初代ミシンの押さえが出てきたショックからいまだ立ち直れていない。
posted by 飼い主M at 23:47| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月08日

今更ですが

ボツになった年賀状デザイン(哀しいので使ってみた)

あけましておめでとうございます(←遅)。

昨年は存続の危機に曝された、というかもう断絶していたというウワサもあるこのブログですが、根気強く読んで下さった方々、ほんとうにありがとうございました。
好きなものについて書くというのは私にとって、とても幸せな気持ちになれる行為であり、それを他人様に読んでいただく、というのはとても刺激的で楽しいことです。
今年もやっぱりマイペースのグズグズ更新ですが、よろしくお願いします。
posted by 飼い主M at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする