
『鴨川ホルモー』
『鴨川ホルモー』読み始めはグズグズしていたのだが、途中から俄然エンジンがかかって、最後は夜中3時までかかって一気読みしてしまう。
その後すぐに、続編である『ホルモー六景』も買いに走り、そのまま一息に読んでしまった。
どちらもとても面白かったので、今となっては、なんだかもったいないことをしたような気がしている。
『鴨川ホルモー』は、とにかく「ホルモー」という競技(?)に関する手順や約束事、システムがリアルで固い。
実は作者は、本当に「ホルモー」をやっていたのではないかと疑りたくなる。
だからこそ、魅力的な登場人物にも「ホルモー」にも、もう興味深々なのである。
大学生というのは、本人たちは必死でも、私くらいの世代から見ると、のんびりしてどうにも間が抜けているように見える。
大学時代に一生懸命になれるモノは、社会人になってしまうと、案外省みることができないモノなのだ。だからこそ、そういうモノに一生懸命がんばっている姿はなんだかいとおしい。
『ホルモー六景』は『鴨川ホルモー』のスピンオフともいえる連作短編集である。
『鴨川ホルモー』を楽しく読めたなら、どの話もとても興味深い。
そのうえ『ホルモー六景』は短編と短編の間にしっかり横のつながりも構築されており、なんというか2度美味しい。
『鴨川ホルモー』は映画化が決定しているという。
キャストは誰か、ホルモーはどう表現されるのか、今からとても楽しみである。

