2006年11月14日

青空の卵

青空の卵(文庫版)
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坂木司の『青空の卵』を読んでいる。
鳥井真一というひきこもりの青年と僕(坂木司)が日常に起こる小さな謎を解決していく短編集である。

鳥井真一は複雑な生い立ちと非凡な才能が災いして、現在、僕(坂木司)を除く世界のすべてと交渉を断っている。
僕(坂木司)はそんな鳥井真一をなんとか外の世界へ連れ出そうとしている。
けれど心のどこかに、いつまでも鳥井真一とこうしていたい(独り占めしたい)という気持ちも持っている。
それをきちんと自覚して、時々落ち込んでいたりもする。

僕(坂木司)が素直な優等生すぎるせいか、ときどき理想論が強すぎてついていけない部分があるが、それでも僕(坂木司)の語る言葉は優しく温かく、心に染み入ってくる。

 平凡な僕の前に舞い降りた、いびつな形の奇跡
 非凡な物語を語る、不安定な心

この本、実はシリーズもので、この後に「仔羊の巣」があって「動物園の鳥」で完結しているらしい。

それぞれの本に謳い文句がついていて、
「卵から巣へ」
「鳥井真一は飛び立つか」
とある。

卵から巣へ、変化を続ける鳥井真一は飛び立てるか。
そのとき僕(坂木司)はどうするのか。
今からとても楽しみである。
posted by 飼い主M at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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