
■■恋人たちの食卓■■
昔から料理というものが苦手である。
とにかく面倒なのだ。
何か食べようと思った瞬間に、
買い物→具材を切る→具材を焼く(煮る)→食器に盛る→食べる→食器を片付ける
という一連の動作が目の前に浮かび、そのあまりの道のりの遠さにうんざりしてしまう。
でも美味しそうな料理の出てくる映画は大好きだ。
とくにごちそうを作り上げる過程がみっちり描き出されている作品はたまらない。
自分でもなぜそれほどまでに惹かれるのかわからないが、とにかくその場面は何度も何度も見てしまう。
そんなわけで『恋人たちの食卓』という映画がとても好きだ。
ホテルで料理長をしていた父親と三人姉妹の話である。
かなり昔の台湾映画で、細かいところは覚えていないが、父親が「日曜日の夜は必ず家で家族揃って食事をする」ことを家族ルールとして定めている。
毎週日曜日、父親はたっぷり時間をかけてそれはもう美味しそうな料理を作り上げるのだが、姉妹たちはデートやら仕事やらに忙しく、なかなか集まってこない。
この映画を初めて見たときは「なんてもったいない」と憤慨したものだが、
家族というのはそういうものかもしれないな、と今では思う。
外からは幸せの条件が揃っているように見えても、家族の中には家族にしか見えないものもある。
結婚する前にテレビを録画したビデオテープを持っていたのだが、
あまりに何度も見たせいで、肝心の料理シーンがよく映らなくなってしまった。
DVDが出たら是非買おうと思って店に行く度に探しているが、いまだ見つからない。
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と、ここまで書いてアマゾンのリンクを探したらDVDがありました。
嬉しい。感激。早速購入することにします。

