『夜は短し歩けよ乙女』
今年の本屋大賞2位だったこの本は、その評判どおり、読み終わるのが惜しいと思える小説であった。
作者は森見登美彦という。28歳の男性である。京大出身で、独特の文章を書く。
京大出身で独特の文章を書くといえば、日野啓一郎もそうだが、日野氏に比べるとずいぶんとフレンドリーな感じがする。
日野氏を史的な漢文とすると、くだけた古文といったところか。
主人公は「彼」と「彼女」。
「彼」と「彼女」は同じ大学のクラブの先輩と後輩である。
「彼」は出会った瞬間「彼女」に一目ぼれをし、なんとか「彼女」に近づきたいと、試行錯誤、七転八倒、四苦八苦、右往左往、悪戦苦闘、五里霧中、まあとにかく大変な苦労をしている。
一方「彼女」はそんな先輩の様子にまったく気づかず、いたってマイペースに大学生活を楽しんでいる。
物語は4つの章に分かれている。
第1章、「彼女」が夜の先斗町を歩き回る。
第2章、「彼女」が古本市を歩き回る。
第3章、「彼女」が学園祭を歩き回る。
第4章、「彼女」がひどい風邪が流行するなか、知り合いを見舞いに歩き回る。
「彼」は「彼女」のストーカーもどき(←というかもうストーカー)なので、夜の先斗町にも、古本市にも、学園祭にも出現する。
しかし「彼」はなんというかとてもややこしい性格なので、毎回命がけ(←ほんとうに命がけだ)の活躍をするも、なかなか実を結ばない。
果たして「彼」は「彼女」ときちんと知り合うことができるのか!?(←ハードル低)
そんな「彼」視点で気を揉むのも楽しいが、とにかく「彼女」がとんでもなくチャーミングなので、実際のところ「彼」の不毛な暗躍は二の次であった。
いいかげん「彼」がかわいそうだが、まあ仕方が無い。
とにかくとても面白かった。別の作品も読んでみようと思う。


「本とハルさん」の写真、とても良い雰囲気ですね〜!
本館の旅行記も、楽しませていただきました。
この本の書評をだいぶ前に読んで、興味があったんですが、
今年はもう新しい本は買えない(未読本溜まり過ぎ)状態なので、
今ある本を読み終わってから読みたいと思います。
何個か下の三浦しをんの本も、読んでみたいです〜。
夏は暑過ぎて無理だったので、これからがしがしと本を読みたいです。
春先まで拝見させて戴いてまして、このところお見かけしなかったのですが「お気に入り」にずっと入れさせて戴いてました。
久しぶりにクリックしてみると・・・更新されていたので嬉しかったので図々しくコメント書かせて戴きました。
これからも楽しみにしています。
コメントありがとうございます!
ウチもそうとう溜まっていますよ。未読本。
家にもあるのに、次々と読みたい本が出版されるので
もうてんやわんやです(←意味不明)。
確かにこれから読書の秋ですね。
私も涼しいのは得意なので(←当たり前)、これからビシバシ読んでいこうと思います〜。
■■naoppyさん
初めまして。
コメントありがとうございます!
しかも「お気に入り」に入れていただいてるなんて……。感激です。
こちらのブログはほんとうにマイペースブログですが、
よろしければこれからもお付き合いください〜。